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ピラティスインストラクターを副業にするには?働き方やおすすめ資格
公開日2024.11.25 更新日2025.4.23
ピラティスインストラクターは、副業として人気が高い職業です。健康や美容に関心を持つ方が多く、フィットネス業界の需要が増え、インストラクターになるためのスクールも増加し、学びやすい環境が整っています。さらに、比較的リスクが低く始めやすいことも魅力です。働き方としては、アルバイトや業務委託、オンライン講師などさまざまで、特にスタジオでのパートタイム勤務は主婦やフルタイムで働く方にも取り入れやすいスタイルです。
副業として始める際には、メリットとデメリットを理解することが大切です。例えば、スケジュールに合わせて柔軟に働ける一方で、集客やスキルアップには時間がかかる場合もあります。本記事では、ピラティスインストラクターを副業にする際のチェックポイントや、おすすめの資格について詳しく解説します。これから副業を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ピラティスインストラクターを副業で働くには

副業としてインストラクターを目指す際には、レッスンを担当できるレベルの知識や理解が必要で、資格の取得はほぼ必須と考えておいたほうがよいでしょう。資格を持って副業を始めるのと、持たずに始めるのでは大きな違いがあります。資格があれば、信頼性が高まり、即戦力としてスタジオやフィットネスクラブでの採用確率も上がります。
また、資格取得により正しい指導法や安全なエクササイズの知識が身につくため、クライアントに対して安全で質の高いレッスンを提供できるようになります。本記事では、ピラティスインストラクターを副業として始めるために必要な知識や、資格取得の重要性について詳しく解説します。
資格を取得しておく
ピラティスインストラクターとして副業をする際には、資格の取得がほぼ必須と考えたほうがいいでしょう。雇用主(スタジオやフィットネスクラブ)の信頼性を高め、採用されやすくするためには、資格が重要な役割を果たします。特に、資格の有無や、マシン資格を持っているかどうかによって、雇用側の採用率が大きく変わるといっても過言ではありません。資格を持っていることで、インストラクターとしての採用が有利になります。
また、資格取得の過程では、ピラティスの基礎から応用、体の機能解剖学やトレーニングプロセスなど、幅広いボディワークの知識を深めることができ、運動指導者としてのスキルアップに直結します。さらに、正しい指導法や安全なエクササイズ方法を学ぶことで、クライアントに対して質の高いレッスンを提供できるようになるでしょう。
ピラティスインストラクターとしての経験と市場の理解
ピラティスインストラクターの資格は国家資格ではないため、法律上必須ではありませんが、無知なままで活動することはできません。特に、インストラクター経験がない状態でいきなり副業として始めるのはおすすめできません。ピラティスの正しい指導法や安全なエクササイズの知識がなければ、クライアントに質の高いレッスンを提供できないですし、リスクも伴います。
さらに、ピラティス業界全体の知識もぜひ学んでいただきたいです。例えば、業界の動向や海外の有名インストラクターのこと、ピラティスの歴史やその考えなど。それらを理解しておくことで、レッスンの提供と共にクライアントの信頼も高まりるでしょう。エクササイズを指導するだけでなく、業界全体の理解と様々な知識、経験を積み重ねていくことが、質の高いレッスンを提供できるインストラクターへの道です。
自己ブランディングの強化と顧客の獲得
ピラティスインストラクターを副業で成功させるために、自己ブランディングをしましょう。
自分の強みや魅力を理解し、それを効果的に表現して集客する力が必要になるでしょう。まず自分の個性、他のインストラクターとの違い、指導スタイルの強みなど把握するとよいでしょう。例えば、特定のプロップスやピラティスマシンを使ったレッスンが得意、特定部位(例えば腰痛・股関節痛など)の痛み緩和が得意、ダンサーへの指導が得意、など。自分の個性を打ち出すことがポイントです。
その次に、SNSやブログを活用して自分の魅力を発信しましょう!自分の指導スタイルやピラティスに対する姿勢をクライアントに伝える投稿を心がけると効果的です。
また、口コミや紹介は強力な集客になるため、信頼関係を築きながらクライアントを増やしていくことを意識しましょう。自己ブランディングを強化することで、集客力が向上し、安定した副業収入へとつながっていきます。
副業のためにピラティスの資格を取得する際の注意点

まず、本業とのスケジュール調整が重要です。資格取得には座学学習(解剖学や生理学など)と実技練習が必要で、これに費やす時間をしっかり確保するため、日常生活の中で学習の時間を計画的に確保することが大切です。
そして、資格の種類を確認しましょう。ピラティス資格にはさまざまな種類があり、国際的に認知されているレベルの高いものから比較的取得しやすいレベルのものまでさまざま。どの資格が自分のキャリアに役立つのかを知っておく必要があります。
また、資格取得にはコストや期間もかかります。授業料、教材費、実技講座の受講料などが発生し、取得に数カ月から1年以上かかることもあります。必要なコストと期間を把握してプランを立てましょう。資格取得までの大まかな計画をたてて、微調整しながら学習を進めていきましょう。
ピラティスインストラクターの副業で稼げる平均収入

週に数回、夜や週末にレッスンを担当することで、月に数万円から十数万円の副収入を得ることができます。
一方、正社員や契約社員の場合、収入形態や安定性が異なり、固定給や安定した契約がある反面、自由度が制限される場合があります。
どちらが良いというわけではなく、正社員は安定収入が得られる一方、業務委託(フリーランス)はフレキシブルに働けるのが特徴です。
その他、正社員や業務委託で働く場合の収入
ピラティスインストラクターの収入は、雇用形態によって大きく異なります。正社員として働く場合は、安定した固定給を得られるのがメリットです。月収はおおよそ20万〜30万円が相場で、福利厚生やボーナスがある場合もありますが、勤務時間やスケジュールが固定されることが多いです。 業務委託(フリーランス)の場合は、1レッスンごとの報酬制で、1レッスンあたり3,000円〜6,000円が一般的です。自分のライフスタイルに合わせて働けるため、正社員より柔軟性が高い反面、収入はレッスンの数に依存するため、月ごとの収入が変動することがあります。どちらにもメリットがありますので、自分のライフスタイルや収入の安定性を考えて選びましょう。
資格取得者の場合に想定できるキャリアアップ
ピラティスインストラクターとして資格を取得している場合、収入やキャリアアップのチャンスが大きく広がるでしょう。資格を持っていることで、未経験者や無資格者と比べて信頼性が高まりますから、スタジオやフィットネスクラブからの採用率が上がります。
また、資格を持つことで、より多くのレッスンやリフォーマーなどのマシンを使ったレッスンを担当でき、1レッスンあたりの報酬も増える傾向にあります。
資格取得者は、スキルアップを続けることで、トレーナーやインストラクターの指導者としてのポジションを目指すこともできるでしょう。結果として、資格を取得しておくことで収入アップとキャリアの幅が広がり、副業としても本業としても活躍できる機会が増えるため、資格取得はとても有効な手段です!
ピラティスインストラクターの副業におすすな方法

オンラインレッスンを開催する
ピラティスインストラクターを副業として行う際、オンラインでのコース開催はとても効率的な方法です。
最近ではさまざまなオンラインレッスンアプリが利用できるため、これらを上手に活用しましょう。個人でレッスンを開催する場合、自分のライフスタイルに合わせて時間を設定できますが、クライアントの都合に合った時間帯を意識してスケジュールを組むことが大切。
オンラインレッスンは、移動時間やスタジオの確保などの手間を省けるため、時間やコストの削減にもなります。また、クライアントの要望に柔軟に対応できるのも大きなメリットです。
プロップス(小物)を取り入れたレッスンを提供することで、オンラインでも効果的かつ充実した指導が可能になります。効率的にレッスンを運営し、質の高いレッスンを提供することを心がけましょう。
SNSで活動を情報を発信する
ピラティスインストラクターとして副業を始める際、広告費用をかけたマーケティングや看板などは難しい場合が多いため、SNSを活用した情報発信が効果的。
SNSは趣味の延長で始められ、徐々に影響力をつけていけます。自分の活動やレッスン内容を定期的に発信しましょう。コンセプトをしっかり決めることもポイント。コンセプトが曖昧だと投稿内容がブレ、フォロワーに違和感を与えるアカウントになってしまうことも。
自分のスタイルや得意分野を明確にし、それに基づいた情報発信を行うことで、効果的な集客につながります。
知名度のある資格を取得する
ピラティスインストラクターとして副業を成功させるためには、資格の取得が重要ということは繰り返しかきましたが、どの資格でも良いわけではなく、歴史と認知があり、カリキュラムがしっかりしている知名度のある資格を取得することが重要なポイントです。
例えば、Polestar PilatesやSTOTT PILATES、Balanced Body、などの国際的に認められた資格は、信頼性が高く、クライアントやスタジオからの評価も高くなります。
誰でも簡単に取得できる資格ではなく、しっかりとした教育を受けて得た資格は、インストラクターとしての信頼性や集客力にもつながります。
資格取得は、自分のキャリアを広げるための重要な投資と言えるでしょう。
おすすめ資格:バランスドボディ

Balanced Bodyは、世界中で高く評価されているピラティス資格で、「ムーブメントプリンシプル(動きの原則)」という体の動きの原理原則を学ぶクラスが用意されていて、未経験の方でも安心してスタートできます。
そしてバリエーション豊かなエクササイズを学ぶことができるのも魅力です。マシンメーカーならではのリフォーマーやキャデラックなどのマシンを使った指導スキルがしっかり身につきます。balancedbodyの経験豊富なインストラクターから直接指導を受けることができ、基礎から応用までしっかりと学べます。またカリキュラムが柔軟で、オンライン学習と対面実技を組み合わせたハイブリッド形式も採用しており、働きながらでも学習を進められます。質の高いピラティス指導を目指す方にとって、Balanced Bodyはおすすめです。
まとめ

副業としての自由度が高く、オンラインレッスンやスタジオでのクラスなど、さまざまな働き方ができます。
資格を取得して、より信頼されるインストラクターを目指し、収入アップやキャリアアップしていきましょう。クライアントへ貢献することもでき、やりがいや達成感も得られますよ。ピラティスを副業として、更に充実したライフスタイルを実現しましょう!
この記事を書いたのは…
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Writer
奥畑 奈美
ピラティスコンプリヘンシブ資格/はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師師国家資格保有。
株式会社ZENPLACE、年間300本の講座を運営するアカデミー事業部にて、ピラティスやヨガ、ボディワークに関するセミナーの企画、運営に携わり多くの講師・インストラクターと交流。 ピラティスとwell-beingの普及に尽力、専門誌にも寄稿。幅広い知識で多方面から最新の健康情報を発信し続けています。
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