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海外でも認知されてるピラティス資格とは?ピラティス留学なども解説
公開日2024.11.25 更新日2025.2.13
ピラティスは、世界中で愛されるフィットネスとして広く知られ、さまざまな国で独自の資格が存在します。ドイツにルーツを持つピラティスは、韓国をはじめアジア諸国で人気を博し、インドや中東でもブームが到来しています。各国の文化やニーズに合わせた流派や資格制度があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
この記事では、海外のピラティス資格や各国の特徴をご紹介、留学や資格取得を検討する際にどの選択肢が自分に最適かを考えるヒントを提供したいと思います。
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ピラティスはそもそも海外のエクササイズ

ピラティスのルーツはドイツ
ピラティスは、第一次世界大戦中にドイツ人のジョセフ・ピラティスによって考案されたエクササイズです。ピラティス氏は幼少期に体が病弱で、喘息やリウマチなどで非常に悩まされていました。そして体力向上を目指して武道や体操、ヨガなどさまざまな運動に取り組んでいました。この経験をもとに、彼は兵士のリハビリテーションを目的とした独自のエクササイズ法を作り上げました。ピラティスは当初、負傷した兵士たちの回復を促進するためにベッドの上で行われており、これが今日の「ピラティス」の原型です。
のちにピラティスはアメリカに渡り、ダンサーやアスリートの間でも広まり、リハビリから一般的な体幹トレーニングへと発展しました。
はじめはリハビリ目的で生み出された
ピラティスはもともと、負傷兵のリハビリテーションを目的に開発されましたが、現在ではその用途が大きく広がっています。柔軟性や筋力を高めるだけでなく、体幹の強化や姿勢改善、さらにはボディメイクや機能改善を目的としたエクササイズとして、多くの人に取り入れられています。また、ピラティスは腰痛や肩こりなどの慢性的な不調の軽減にも効果があるとされ、リハビリの一環としても活用されています。
このように、健康増進から美容まで幅広いニーズに応えられるトレーニング法として、世界中で愛されています。
日本で取得できて海外でも人気のピラティス資格とは?

Balanced body
Balanced Bodyは、ピラティス機器の製造と教育で世界的に知られており、その知名度は非常に高いです。特に北米、ヨーロッパ、オーストラリアでの人気が強く、多くのスタジオでBalancedbodyのマシンを取り入れ、多くのインストラクターを輩出しています。マットだけでなく、リフォーマーやキャデラックなど、多くのピラティスマシンを使ったトレーニングが特徴的でバリエーションも豊富です。資格取得にはいくつかの段階があり、マシンを含むコースは約40万円からとなることが多いです。Balanced Bodyの資格は国際的に認知されており、インストラクターとしてグローバルに活動できます。
【STOTT】ピラティスIMPコース
STOTT PILATESのIMP(Intensive Matwork Plus)コースは、世界中で高い知名度を誇るピラティス資格です。特に北米やヨーロッパ、アジアでの人気が高く、解剖学に基づいた科学的アプローチが特徴です。IMPコースでは、主にマットピラティスに焦点を当て、初心者から中級者向けの内容をカバーしています。資格取得にかかる費用は、約20万〜30万円ほどが目安で、受講期間は集中コースで数週間から数ヶ月です。STOTTの資格は国際的に認知されており、修了後は世界各地でインストラクターとして活動することが可能です。
【PHIピラティス】Mat Ⅰ/Ⅱ Instructor Course
PHIピラティスのMat Ⅰ/Ⅱインストラクターコースは、基礎から中級レベルのマットピラティスを学ぶためのプログラムです。海外での知名度は北米やヨーロッパで高く、医療従事者やフィットネスインストラクターに人気があります。このコースでは、解剖学に基づいた安全かつ効果的な指導方法が学べ、リハビリやフィットネスの両方に応用できるのが特徴です。予算はおよそ15万〜25万円が目安で、資格取得後は国際的にインストラクターとして活動することが可能です。
POLESTARピラティス
POLESTARピラティスは、特にリハビリ分野での応用力が高く、世界中で広く認知されています。北米、オーストラリア、ヨーロッパでの人気が特に強く、医療従事者やリハビリ専門家に支持されています。POLESTARの資格は、マットピラティスからリフォーマーなどのマシンを使用したトレーニングまで幅広くカバーし、解剖学に基づいたプログラムが特徴です。資格取得にかかる費用はおおよそ30万〜50万円が目安で、修了後は国際的に認知されたインストラクターとして活躍することが可能です。
資格を取ったらピラティス留学という選択肢も!

おすすめの留学先としては、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど、ピラティスが広く普及している国々が挙げられます。次に、留学スケジュールや具体的なメリットについて解説していきます。
1ヶ月程度のスケジュールで留学が多い
ピラティス留学は、2週間から1ヶ月程度の短期集中型が多く、スケジュールが調整しやすいのが魅力です。
留学先として人気がある国は、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどです。留学には2つのタイプがあり、1つはピラティスの養成コースに参加するもの、もう1つは理解を深めるためのプログラムに参加するものです。特に、日本で基礎を学んだ後に留学するのが効果的だと思います。3か月から1年の長期コースで本格的に学ぶこともできます。現地ではリフォーマーやキャデラックなどのマシンを使い、本場のピラティスに触れ、指導スキルを磨く機会が多くあります。海外のピラティス文化を体感できることも貴重な機会です。また、サポーターや通訳が付いたプログラムを選べば、語学に不安がある方でも安心です。留学を通じてスキルを向上させるだけでなく、異文化交流や国際的なネットワークを広げることができることも大きな魅力!キャリアを大きく発展させるチャンスです。
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特徴
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特徴 Polestar Pilates リハビリや医療従事者向けの体系的なプログラムが特徴 STOTT Pilates 解剖学的なアプローチを重視、幅広い層に支持されている Balancedbody 多様なマシンを使ったトレーニングに定評がある zen place pilates 資格コース ピラティスだけではなくヨガ、アレクサンダーテクニークなど様々なボディワークを学習した集大成 Lolita's Legacy クラシカルなピラティスの伝統を引き継ぎ、独自の指導法を取り入れている PHI リハビリやフィットネスの両方に対応できる解剖学的アプローチが特徴 -
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北米 ヨーロッパ オーストラリア 東南アジア アジア 中東 Polestar Pilates 9 8 10 7 6 7 STOTT Pilates 9 9 8 8 8 7 Balancedbody 10 9 9 8 7 8 zen place pilates 資格コース 8 9 10 7 7 6 PEAK Pilates 7 7 7 6 6 5 Lolita's Legacy 6 6 5 4 3 3 PHI 7 6 5 5 4 4
同時に語学を取得し国際的な人材を目指せるメリット
ピラティス留学の大きなメリットの一つは、語学留学も同時にできます。ピラティスのスキルアップだけでなく、語学力も向上させたい方にとって、グローバルなキャリアを目指すための理想的な選択肢でしょう。
現地のスタジオで学ぶ際に、日常的に現場の言葉に触れ、専門用語も含めて語学を自然に習得できるのが大きな強みです。さらに、ホームステイを選択すれば、レッスン外でもファミリーの実生活に即した語学力を学ぶこともできます。ピラティスと語学の両方を同時に学ぶことで、ピラティススキルとコミュニケーション能力を兼ね備えたグローバルな人材として成長できる機会を得られるでしょう。今後のキャリアに大きなプラスとなります。
留学に選ばれやすい国を紹介
ピラティス留学に選ばれやすい国として、アメリカ、オーストラリア、韓国が挙げられます。それぞれの国には特徴があり、目的に応じた学びが可能です。
アメリカはピラティス発祥の地であり、ニューヨークやロサンゼルスなど、世界的に有名なスタジオが多くあります。最新の技術やトレンドを学べることが魅力で、多様な流派に触れられます。
オーストラリアはリハビリやフィットネスの分野で進んだ教育システムが整っており、特にリフォーマーなどのマシンを使ったピラティスに強みがあります。気候が温暖で、自然に囲まれた環境で学ぶことも人気の理由です。
韓国はアジアの中でピラティスが急成長している国で、近年多くの優秀なインストラクターが誕生しています。距離的にも近く、短期留学や費用を抑えたプランを希望する人に向いています。
ピラティス資格を取って海外で活躍する人材になろう

ピラティスは国際的に高い需要があり、特にアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなどではインストラクターの需要が増加しています。 興味を持ったら、各団体が提供する海外プログラムに参加したり、留学プログラムを提供する代理店のウェブサイトで情報を調べてみましょう。
海外のスタジオで経験を積むことで、スキルアップだけでなく、国際的な視野を広げられます。また、インストラクターとして国際的なピラティスコミュニティで活躍するチャンスが増えるため、さらなる成長が期待できます!
この記事を書いたのは…
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Writer
奥畑 奈美
ピラティスコンプリヘンシブ資格/はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師師国家資格保有。
株式会社ZENPLACE、年間300本の講座を運営するアカデミー事業部にて、ピラティスやヨガ、ボディワークに関するセミナーの企画、運営に携わり多くの講師・インストラクターと交流。 ピラティスとwell-beingの普及に尽力、専門誌にも寄稿。幅広い知識で多方面から最新の健康情報を発信し続けています。
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